小学校の英語活動サポーター。
今日は1時間目から5時間目まで、フルに授業に参加しました。
給食も4時間目のクラスの子どもたちと一緒に頂いて、文字通り
朝から夕方前までを学校で過ごしています。
普段、仕事でセミナーの講師をすることがそれなりにあるので、
長時間の立ち仕事には慣れていると思っていました。
ですが、帰ってくる頃には足が微妙に筋肉痛。夜になった今は
かなりジンジンしています。
考えてみれば、セミナーのときは朝から夕方まで立っていると
いっても自分のペースで休憩できます。
1時間立って話したら5分座って話すとか、適当なところで
トイレ休憩をとるとか、わりとフレキシブルなのです。
ところが授業はそうはいきません。
1時間目が終わったら5分休みの間に次のクラスに移動して
すぐに2時間目。
20分休みは職員室に戻って簡単な打ち合わせをし、また
3・4時間目という具合ですから、基本的にノンストップです。
加えて、水を飲むこともしませんでした。
普段は硬水のクールマイヨールを1日1~1.5Lは飲むのに、
給食の牛乳とスープが唯一の水分だったという…。
小学校の先生は体力がないと務まりませんね。
授業のほうはどうだったかというと、わたしは基本的に子ども
好きで「みんな自分の子みたいにかわいい」ので、楽しい・
楽しくないで言えば「楽しい」です。
ただし、授業に出る回数を重ねるにつれ、思うところも増えて
いきます。
ひとつは、英語のできる子どもとの兼ね合い。
息子の小学校には、両親の一方もしくは両方が英語ネイティブ
という子どもが少なからずいます。
彼らの中には、日本語も問題なく話す子どももいれば、日本語に
難ありの子どももいるのです。
そんな英語は流暢、日本語に難ありの子どもたちまで一緒に、
「英語の授業」をするのはどうなんだろう?という疑問。
そういう子どものために、同じ時間帯に別の先生が日本語学習の
枠を作ってあげることはできないのだろうか?とか思ったり
するわけです。
それが難しいとしたら、おそらくは授業をboringだと感じている
であろう英語が得意な子どもたちをどうやって取り込んでいくか
考える必要がありますよね。
もうひとつ、何をやっているのか理解できない子どもへの対応も
重要だなと感じました。
先生が英単語を言って子どもたちが日本語で答えるという
ユニットがあり、apple=リンゴ、cat=猫、truck=トラック、
helicopter=ヘリコプターとなってきたあたりで、子どもは
先生の「英語の真似」をすると勘違いし始めたんですね。
要するに、趣旨を理解できないままに先に進むというか…。
この「理解できないままに何となく進む」パターンは、前回の
ときもありました。
Nice to meet you, tooを「ナイスタミーチュー、two」と
思い、意味も分からずどうしてtwo(2)が来るの?と素朴な
疑問も抱きつつ、形だけ真似するとか。
今月に入って9コマの授業をサポートして、英語を楽しいと
感じる子どもと同じくらい、英語嫌いを生むリスクもあるなと
痛感しています。
さらに、もともとが人見知りだったり恥ずかしがりやさん
だったり、すれていたりひねくれていたり、いろいろな個性で
馴染めない子への対応も忘れてはいけませんよね。
担任とEnglish Teacherとの間に入って、自分のポジションを
どう保つか、子どもにとってベターな形をどう提案していくか、
考えなければならないことが山積みのように感じています。
だから、個人的に英語指導者のための勉強をしようという気に
なるのですね。
いいサポートをするには余裕が必要でしょうし、その余裕の
もとになる知識と経験を学校外でしっかりと蓄えておかないと、
中途半端なサポーターになりかねない。
普段の(大人相手の)セミナーでは、2時間の話をするための
基礎作りや奥行き作りに20時間はかけます。
薄っぺらなセミナーにしないためには、自分がすでに持っている
ものに深みを出しておく必要があると思うから、です。
でも、これが英語活動サポーターでは、2時間の授業のために
40時間くらい自分を高めるための基礎力強化が必要かな、と
感じています。
そのくらいやらないと、授業を回すだけで精一杯で子どもたちの
小さな変化に気を配る余裕などとても持てない…。
試験なし・面接なしの英語活動サポーター制度ですが、今後
本格運用になったときにサポーターをどう選んでいくかという
点も英語活動の成否を左右する要素だなと思ったりしています。