犬はイヌ科、猫はネコ科。タヌキはイヌ科で、それならキツネは?
愛犬レオンの散歩の帰り道。
一緒にいた主人と、こんな話になりました。
わたしは、顔の形がオオカミに似ているからイヌ科ではないかと
思ったのですが、主人は「キツネはやっぱりキツネ科じゃない?」
そこで、家に帰って調べてみました。
結果はイヌ科-キツネ亜科-キツネ属だったのですが、驚いたのが
科の上にある目(もく)。
なんと、ネコ目-ネコ亜目-イヌ上科-イヌ科-キツネ亜科-キツネ属。
ネコ目?????
ネコって、あの猫???
犬の祖先は猫なのか?というわけの分からない疑問が発生。
そこでイヌやタヌキを調べると、これまたネコ目。
こうなると、ネコ目を調べずにはいられないのが、職業病というか
何というか……。
猫はもちろんのこと、犬、熊、パンダ、スカンク、イタチ、カワウソ。
みんな、ネコ目でした。
特にびっくりしたのが、ネコ目-アシカ亜目-アザラシ科。
アザラシと猫って、どう考えても結び付きません。
だって、違いすぎますよね。
どうしてこんな分類になったのか、疑問は次々と出てきます。
すると…。
ウィキペディアの「哺乳類」の項に、「目名の問題」という記述が
ありました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%93%BA%E4%B9%B3%E7%B6%B1#.E7.9B.AE.E5.90.8D.E3.81.AE.E5.95.8F.E9.A1.8C
それによると、混乱のもとは文部省にあるようです。
現在のネコ目は、以前は食肉目と訳されていました。
原語は Carnivora (ラテン語 carn- (flesh;肉) + vorāre (to
devour;むさぼり食う))ですから、かなり原語に忠実です。
ところが、1988年に目名にはそれぞれの動物群を代表する動物名を
カナ書きで用いるとしたことが、Carnivora = ネコ目の由来。
食肉目に含まれる動物は、種の数だけでも260以上あるそうです。
当然、中にはアメリカイイズナ(体長11センチ、体重25グラム前後)の
ような小さな動物から、ミナミゾウアザラシ(最大で体長6.5メートル、
体重4トン前後)のような大きなものまで、いろいろ含まれます。
これを十把一絡げにネコで代表させるというのは、どうなのでしょう。
そもそも、「それぞれの動物群を代表する動物名」で、ネコが選択
された理由は?
謎はつきません。