ポイントカード
近所のスーパーで買い物をしているときのこと。
店内放送が入りました。
「さきほど、文具売り場でサインペン1本とボールペン1本を
お買い上げになられました○○様。恐れ入りますが、もう一度
売り場までお戻りください」と。
この類の呼び出しは、百貨店かスーパーかを問わず、ときどき
あります。
今までは「どうして名前が分かるのだろう?」という素朴な
疑問に対し、配送依頼をしていたのかなとか、クレジットカード
決済をしたのかなとか、あまり深く考えずにそう思っていたのです。
でも、今日は違いました。
なんといっても、ペンですよ。
スーパーでこの程度のものを買うのに配送依頼をしているとは
考えにくいし、金額的にカード決済も普通はあまりないと思います。
ならば、どうして名前が分かったのか?
このとき、ひらめいたのです。
ポイントカードだ、と。
購入時にポイントカードをレジにとおしているから、レジに記録が
残って名前が分かるくらいしか、考えられないでしょう。
最近は、百貨店やスーパーでは磁気テープのついたプラスチック
カードでポイントカードを発行して、購入金額に応じてポイントを
付けてくれます。
1ポイント1円でお買い物に使えるといったサービスが普通に
ありますよね。
わたしは今までこれを「顧客囲い込み」の手段だと思っていました。
でも、もしかしたら違うのかもしれません。
そのことに、店内放送で気付きました。
ポイントカードは、マーケティングのための重要なアイテム。
レジにカードを通したときに記録しておけば、データベースとの
照合で住んでいる地域や性別、年齢などを購入品目と一緒に統計
データとして得ることができます。
新聞の折り込み広告を店舗から半径何キロまで入れるかとか、
そういうことも「どのあたりに住んでいる人までが買い物に来て
いるか」が分かれば、簡単に判断できます。
ポイントカードをレジに通して店舗側が得られる情報の価値に
比べたら、1ポイント1円の還元など安いものでしょう。
アメリカで始まった、POS(品物の販売実績を単品単位で集計
するシステム)を日本でいち早く導入したのはイトーヨーカ堂
グループだと、以前に雑誌か何かで読んだことがあります。
紙にスタンプを押すカードでの商品割引ではなく、プラスチック
カードを使った現在のポイントカードで、たまったポイントを
いつでも1ポイント1円にできるようにしたのも、ヨーカ堂
グループが他店舗に比べて早かったように記憶しています。
(わが家の近隣には、大手どころのスーパーが全部揃っています。
スーパー13店舗の激戦区、加えて少し足をのばせば百貨店も
ひととおりあるため、各店舗の動きの比較はしやすいのです。)
鈴木敏文氏が最前線にいた頃のヨーカー堂は強かったですが、
「情報を制するものが勝つ」という典型なのかもしれません。。。。
たったひとつの店内放送ですが、ほんとうにいろいろなことに気付き、
学び、ヒントをもらいました。
感謝!
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
|








